作業療法士と理学療法士の違いとは? 

作業療法士 学生用

こんにちは!難聴作業療法士ギバシです!

 いつもブログ閲覧ありがとうございます。

 

 11月中旬に差し掛かり高校生は進路を意識するような時期になってくるかなと思います。

 これから進路を考えるにあたって迷っている方の中に「医療現場で働きたいけど作業療法士と理学療法士の違いは?」「どちらのが自分に向いているのかな?」と迷う人がいるかと思います。自分は、幼少期から医療現場の人にお世話になってきたので人の役に立てる仕事に就きたいと思い現在、作業療法士として医療現場で働かせてもらっています。

 本日は、学生向けに進路を決めるにあたって「作業療法士と理学療法士との違いは?「どちらのが自分に向いている?」などを話していきたいと思います。

 

  作業療法士と理学療法士の違いは?

作業療法とは!?

基本的な動作能力から社会の中に適応する能力までの3つの能力(「基本的動作能力」「応用的動作能力」「社会的適応能力」)を維持・改善し「その人らしい」生活の獲得を目標としています。

一般社団法人 日本作業療法士協会 https://www.jaot.or.jp/ot_job/

理学療法士は!?

理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。

公益社団法人 日本理学療法士協会 http://www.japanpt.or.jp/

 よく言われているのが作業療法士は手のリハビリ、理学療法士は足のリハビリと思っている方もいるかと思います。その考えは半分合っていて半分違います。

 概要をみていただけるとわかるかと思いますが、作業療法士は「その人らしい」生活の獲得を目標に対し、理学療法は、運動機能の維持・改善を目標にしていることがよく分かるかと思います。ここから言えることは、リハビリをしていく目的と視点が違うことが言えます。なので手のリハビリ、足のリハビリという風に分かれているわけではありません。

 自分は初め作業療法士の仕事は、細かい作業しながらリハビリをしていくイメージがあったので作業療法よりも理学療法士に向いているのかなと思っていました。しかし、作業療法士は細かい作業の獲得を目指すだけでなく「その人らしい」生活の獲得に向けて歩行訓練や復職、車の運転の再獲得など多方面からアプローチをする必要があります。なので身体機能だけでなく、患者さんの生活を想像し「その人らしい生活」を送れるようにしていきたいと思っている人は作業療法士のが良いかもしれないです。

 作業療法士と理学療法士でどちらが自分に向いている?

 作業療法士も理学療法士も人の役に立つ仕事には変わりはありません。患者さんをよくしたい気持ちがあればどちらの仕事でも向いているかと思います。ただ、誤解していただきたくないのが細かい作業が苦手、細かい作業をやりたくないから作業療法士は向いていないと思っている方は大変勿体ないのでその考えは捨てていただきたいと思います。

 作業療法士は、「その人らしい」生活を実現するためにいろんなことができる、またやらなければいけない仕事になります。「上肢機能を良くするのが得意な作業療法士」「運転の獲得に向けてのアプローチが得意な作業療法士」「復職に向けてのアプローチが得意な作業療法士」「退院後のサービス調整が得意な作業療法士」など作業療法士の中でも得意な分野がありそれぞれ色があります。なので自分の好きな分野や得意な分野を作業療法士になって探していくのもいいかと思います。

 まとめ

作業療法士と理学療法士の違いとは?

作業療法士と理学療法士でどちらが自分に向いている?について話をしていきました。

作業療法士も理学療法士も患者さんをよくできる大変やりがいもあり楽しい仕事になります。どちらの仕事を選択してもいい選択だと思います。作業療法士は、多方面に物事を考える力がつくのでいろんなことを知りたい人や患者さんの生活や話を聞きたい人は作業療法士になることをオススメしたいと思います。

作業療法士についてもっと詳しく知りたい方はコメントしてもらえたら嬉しいです。

また次回もブログも楽しみにしてくださいね!!

ではまた!皆様にとって明日がいい日でありますように!

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